それは、絢斗の蹴りやった。
俺は左手で蹴られた背中を摩りながら、右手で床に落ちてた掛け布団を引き寄せた。
やっぱ、掛け布団がないと落ち着かへんわ。
「桔平くんも起きようよー」
再び夢の世界へ入ろうとする俺の体を、ひなちゃんが揺する。
俺やって、起きたいのはやまやまやけど…。
「…あかん。俺、充電切れてしもて…動けへん」
絢斗にも蹴られたから、俺の体力はほぼゼロに等しかった。
俺は左手で蹴られた背中を摩りながら、右手で床に落ちてた掛け布団を引き寄せた。
やっぱ、掛け布団がないと落ち着かへんわ。
「桔平くんも起きようよー」
再び夢の世界へ入ろうとする俺の体を、ひなちゃんが揺する。
俺やって、起きたいのはやまやまやけど…。
「…あかん。俺、充電切れてしもて…動けへん」
絢斗にも蹴られたから、俺の体力はほぼゼロに等しかった。