「…無理。俺、メシねぇと起きられねー…」


俺の右隣はそう言いながら、俺同様にだらだらして寝てた。


しかし、朝メシが7時からってことを聞くと…。


「…え!じゃあ、起きるっ」


とたんに飛び起きた。


メシで釣られるなんて、単純なヤツ…。


そのとき、俺の背中に衝撃が走った。


「いつまで寝てんだよっ。メシの時間に遅れるだろ」

「いってぇー…」