「まだ…、7時前やん……」


何時かと思って、ベッドの横にあるデジタル時計を見ると、まだそんな時間やった。


俺は力尽きて、掛け布団のないベッドでもう一度寝る。


「…昨日もう少し、厳しく扱いておけばよかった。…うるさくて、二度寝できねぇ」


俺の左隣から、そんな涼の唸るような声が聞こえた。

どうやら涼は、起きるらしい。


「ほらっ!長谷川くんも起きたことなんだし、2人も起きようよっ」