「だって、ビックリして…。でも、嬉しくてっ…」

「ほんま、ひなちゃんは泣き虫やなぁ」


ティッシュを摘み、涙を拭うひなちゃん。


大したことはしてあげれへんかったけど、こんな風に感激して泣いてくれてるひなちゃん。


それを見たら、やってめっちゃよかったって思えた。


ひなちゃんの仕草1つ1つが、俺は大好きや。



そして、絢斗が待ちきれないように、冷蔵庫から缶ビールや缶チューハイを出し始めた。