「なにするのっ…?」

「ええから!」


俺はそのまま、ひなちゃんを暗くなった部屋に連れて行った。


その部屋の暗闇の中には、ロウソクの火が浮かぶように灯ってた。


…スタンバイ、オッケーやなっ。



「ひなちゃん、準備いいっ?」


俺は、耳元で囁いた。


「じゅ…準備って?」


突然のことで困惑するひなちゃんやったけど、俺は目隠ししてた手をどけた。