「あー、もうしつこいって」


涼が枕を投げつけて、絢斗を追っ払う声が聞こえた。


そしてまた、絢斗は俺のところへ戻ってきた。


「涼に、枕で殴られた。…やっぱり、俺には桔平しかいねぇよ~!!」


絢斗のガッシリとした腕に抱きつかれる。


うわ~…、寝れへんっ…。

女の子に抱きつかれるんはいいけど、マッチョの絢斗に抱きつかれても…キモチワルイだけ。