「え!?そんな早くに行くのっ…!?」

「1日中滑れるのは、今日だけなんだから。それに、絢斗と秋月さんは初心者だから、教えることがたくさんあるからね」

「…はい。わかりましたっ」


ひなちゃんは眠たそうに目を擦りながら、部屋に入って行った。


あれだけバスで寝てたにも関わらず、たぶん今から仮眠を取るんやろう。


「ふぁ~…」


でも、俺の口からも自然とあくびが出た。