周りに人がおらんかったら、あまりのかわいさに絶対思わずギュッてしてた。


けどひなちゃんは、なかなか振り向いてくれへん。


むしろ、そのすっぴん顔のかわいさは、自慢できると思うんやけどな~。


そこへ、涼の言葉が飛んできた。


「っていうか、普段メイクしてるのかもわからないから、すっぴんでも気にならないし」


こいつはまた…そんなことを。

お前が言ったら、褒め言葉に聞こえへんねんっ。