すると…。


「“ひなちゃん、前の約束覚えてる?今度、ひなちゃんとどっか遊びに行きたいなぁって思ってるんやけど、どうかな?”」


突然背後から、俺のメールの内容を朗読する声が聞こえた。


「…うおっ!!なんで後ろにいんねん…!」


振り向くと、イスに座る俺を見下ろすように、絢斗が突っ立っていた。


ってゆうか…。

フツーにメール…見られてしもた。