女は20代前半くらいで、ミルクティブラウンのパーマのあたったロングヘアだ。


しかしこれが…、由香里の悪夢の始まりだった。



次の日。


ブーブーブーブー…


授業中に突然、由香里の携帯が震えた。

見ると、知らない番号からの電話…。


由香里は教室から抜け出し、電話に出た。


『もしもし…』

『あっ、由香里チャン?』


電話の相手は、昨日の被害者の男からだった。