シャワーを浴び、布団に入ったのは、朝の4時頃だった。



翌日。


目が覚めて時計を見ると、すでに昼の1時だった。

改めて、冬休みでよかったと思う。


起きてすぐに「あ、そうだ」と思い、枕元にある携帯を手に取った。


そして、耳にあてる。


電話の相手は、絢斗だ。


プルルルル…


虚しくコール音だけが響く。


絢斗のことだし、まだ寝ているかもしれない。