むしろ、今自分の足でまっすぐに歩けていること自体が、まずフツーじゃありえないし。


ほんと、絢斗はザルだな。



しばらくすると、私服に着替えた秋月さんとあのおもしろいコが出てきた。


「マナちゃんがこんなすぐに辞めちゃうなんて、悲しいよ~…」

「あたしももっと、リイナちゃんといろんな話がしたかったぁ…」


2人は、まるで永遠の別れかのように抱きつく。