簡単に20万円を越えることができるだろう。


絢斗の考えは、ぶっ飛んでいる。

相手が秋月さんだからいいものの、これが性悪女だったら、絢斗は完全にヒモにされるだろうなと思った。



fairy閉店後。


「ふ~、若干酔ったかも~」

「当たり前だろ」


絢斗は少し顔を火照らせながら、ビルの外に出た。


あれだけ酒を頼んで、全部飲み干せば、だれだって酔っ払うって。