一口飲んでみると、噂に聞くよりはマズくはなかった。



「涼くんは、何歳なんですか~?」

「うん、そう」

「…え?あの~、話…聞こえてます?」

「うん、そう」


キャバ嬢が寄り添い、俺は嫌悪感でいっぱいだった。


話すのも面倒くさいため、返事は「うん、そう」としか言わなかった。


どうせなら、1人で飲みたい。


だったらくるなという話だが、やっぱり秋月さんのことが心配なわけで…。