そのぶん、よく目立っている。


そのビルの白と対になるかのように、黒のスーツを着たボーイが入り口に立っていた。


「よ!お疲れさんっ」

「「じ…、神龍寺さん!お疲れ様です!!」」


おじさんは、サングラスを外した。


おじさんが軽くあいさつしただけで、慌てて頭を下げる2人のボーイ。


絢斗のおじさん、すげー。


夜の縦社会は厳しいって言うしな。