「「は、はいっ!」」


俺たちは、姿勢を正した。


絢斗のおじさんに声かけられると、なんか緊張する。


「翼くんは?今日は、いっしょじゃないのか?」

「翼は、彼女とデートだってよ」

「デートか!そうだよな、今日はイブだもんな~!」


そう、翼は彼女とデート。

この前、サラッと自慢してきた。


俺だってできるものなら、イブの日にデートくらいしたいっつーの。