しかし、集合場所の噴水前に行くと、黒のライダースを着た絢斗が待っていた。


まだ、集合時間の10分前。


絢斗が時間通り…。


…いや。

余裕を持って集合時間前にくるとは…。


よほど、気合いが入っているのだろう。



「あれ、絢斗だよな?」

「うん。俺もビックリしたけど、あの銀髪は絢斗やな」


驚いて、桔平と顔を見合わせたが、とりあえず絢斗に歩み寄った。