「あのひなちゃんが、実は…夜遊びしてるなんてっ…」

「ひなが夜遊び…!?んなわけ、ねぇだろっ!!」

「じゃあなんで翼に黙って、家出て行く必要があるん?」

「そうだな。やましくないなら、堂々とすればいいんだし」


あまり考えたくはないが、そう捉えると説明がつく。


そんな俺の隣で、絢斗は口をへの字に曲げていた。


「それにまだ、ひなが夜遊びしてるって決まったわけでも…」