いつも、ほわわんとしている秋月さんだから、忙しそうに動く姿なんて想像がつかなかった。


秋月さんは、最近忙しいからシフトを減らしたと言っていた。


しかし、それが嘘だと確信が持てたのは、数日後の終業式の日の帰り道だった。



終業式、2学期最終日。


通知表の結果は、まぁいつも通りだった。

そのいつも通りの通知表をバッグにしまい、翼と絢斗と桔平という、いつものメンバーで下校していた。