私は中学二年のなるみ まな

私は人見知りな性格なので友達がいない。

私は授業中メモ帳にシャーペンを走らせた。

「この手紙を見た人へ。私の友達になってください。」

私は今日は日直だったのでHRが終わってから日誌を書いて職員室へ持って行った。

そして、誰もいない静かな昇降口で2-Dと2-Eの下駄箱の隙間にメモ帳を挟んで学校を出た。

「誰か返事くれるといいな。」

_________________________________

俺は2-Dの中居 正也。

サッカー部の部長。

今日も疲れた。早く帰ろ。

「…はぁ。」

正門へ行くと女子たちが手紙を持って待っている。

あっ。筆箱教室に忘れた。

昇降口で靴を履き替えると隙間に小さい紙が挟まっていた。

なんだろ。

中身を見てみると。

「この手紙を見た人へ。私の友達になってください。」

え。どーしよ。

教室に行き筆箱をとり、ルーズリーフをちぎって返事を書く。

「俺でよかったら友達になるよ。」

そしてその紙をまた同じところへ挟んでおく。

誰なんだろう。字そこまで上手くなかったよな。

まぁいいや。