手を繋いで街中を少し歩いた。


「恥ずかしい…人前で2回も泣いちゃった…」


頬っぺたを押さえる私を、碧依さんは笑う。


「笑い事じゃないよ~」


「いいじゃん、たまには。俺のこと本当に好きなんだってこともわかったし」


ってニヤリとした。


私の顔は熱くなるばかり。


悔しい!


私ばっかり…。


碧依さんが赤くなるとこまた見たいな…。


金魚みたいに真っ赤で可愛いんだから。


甘くておいしいクレープよりも、好きになった人。


どうか碧依さんが最後の人でありますように…。






End...