『さぁ、さっきの答えわかった人はいますか〜?』

「362880。」

そう答えたのは佐伯優也。

『正解です。おめでとうございます。すごいですねぇ〜。それでな次の問題で最後ですよ?最後の問題はこれです。』

『この中で生き残れる人物は誰ですか。』

「は?」

「どういうこと?」

「全く意味が分からないんだが。」

『さぁ、答えてください。今回は目の前にあるタブレットに入力して下さい。』

3人はじっくり考えてタブレットに入力し始めた。

『おや、正解者は一人ですね。』

慎也と優也は『自分』と入力した。
梓は『自分以外の人』と入力していた。

『この問題はあなた達の優しさを問う問題です。朝霧慎也、佐伯優也。あなた達は自分を選びましたね。他人を思いやらず自分の事しか考えないようではまだまだです。一方笛吹梓。あなたは自分の事ではなく他人のことを選びました。素晴らしい心ですね。と、言う事でこのゲームで生き残るのは笛吹梓。あなたです。』