『1×2×3×4×5×6×7×8×9=?』

4人はしばらく考えていた。
だが少し経ち最初にボタンを押したのは紀香だった。

「361870。」

ブブーッー。

紀香が言った答えは間違っていたようで、大きな音が響いた。

『明石紀香。残念でした。ハズレです。』

そう言う声が聞こえると、急に紀香の座っている椅子が何メートルも上に上がり始めた。

「やだっ…!なに…!?」

そして30メートルくらい上がったところで急に紀香の椅子は180度回転した。

「きっ…きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

紀香の声が聞こえた瞬間。
グシャッー。
っと生々しい音が聞こえ、紀香の体は潰れた。紀香の体は変な方向に曲がり、そこら辺には脳が飛び散っていた。そして顔は原型をとどめておらず、紀香は見ていられない無残な姿に変わってしまった。