『それではミッション6でーす。次は足が遅い人に投票してください。人数は…そうてですね、4人にします。制限時間は5分にします。なるべく早く決めちゃってくださいね。さっき言ったとおり私暇になっちゃうんで。それでは投票スタート。』
当然のように投票がまた始まった。
一体ここに来て何時間経ったんだろう…。
1時間…?
いや もっと長い…。
1日…?
でもいつもはすぐ空腹を感じるのに今は全然感じない…。
疑問が浮かんでは消えていく。
ここはどこなのか。
なぜ私達のクラスなのか。
声の主は誰なのか。
死のゲームとはなんの為にやるのか。
こんなこと考えてもこのゲームが終わるわけじゃない…。
そう思った私は投票用紙にクラスで足が遅い人の名前を書いた。