「え…?どういうこと…?」

『あなた達喉がそろそろ乾いていませんか?玲美亜、萌華。あなた達二人には飲み物を用意してあります。』

そしてさっき麻由と理乃が消える前に聞いた『パチンッ』という音が聞こえると玲美亜と萌華は姿を消したー。

そしてまた上のモニターに消えた玲美亜と萌華がうつっていた。

『さぁ、二人には飲み物を用意したんですから。ぜひ飲んでいってくださいね。ただしコップは2つだけなのではやく飲まないと相手に飲まれてしまうかもしれませんよ?』

その言葉を聞いた玲美亜は

「私はすごく喉が乾いてるの。悪いけど萌華の飲み物ももらうから。」

そう言って両手で自分のコップと萌華のコップを手に取るとゴクゴクと飲み始めた。

「私の飲み物が…。」

萌華がそう呟いた瞬間ー。

「あ…あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

玲美亜は叫び声を上げた。
モニター越しに見ていた私達はざわめき始める。

「え…?」

「なに…?」

「まさか…ど…毒…?」

玲美亜は自分の喉を長い爪でかきむしり、強く爪に力を加えてせいで爪が割れ血が滴り落ち…喉にはたくさんのかきむしった赤い跡がつき、徐々に毒が回っていったのか。
しばらくすると玲美亜はピクリとも動かなくなった…。