ピコンッー。
またこの音だ。次のミッションを知らせるこの音。死んだ亮平を見てこのゲームは本当に死ぬって思わされた。恐る恐るメールを開く。
『ミッション2クラスで1番運動が出来ない人に下の図の場所に行って投票箱に投票してください。これからは2人書いてください。理由は投票所で伝えます。制限時間は20分にします。さっきと同様投票しなかった人も『死』です。』
次は運動が出来ない人。しかも何で2人?
「誰が次は死ぬのかな…。」
「もう誰も死ぬところ見たくない…。」
そう言ったのは長谷川菜穂と芹香だった。
二人の顔は真っ青。
当たり前か…。目の前で亮平が…死んだんだから…。
「とにかく投票所行くか…。いつまでもここにいたら俺らも死ぬ。」
祐樹はそう呟いた。
「そうだね…。」
私は菜穂と芹香を落ち着かせると一緒に投票所に向かった。