…ある日地球の自転がとまった。




それは、とても急な出来事だった。


僕 橘 宇宙 (タチバナ コスモ)は
寒くなってきたこの今を
いつも通り普通に過ごすはずだった。



『いーかい、自転がとまったら
東の方に秒速1000mくらいの速さで
ものがすっとぶんだよ。』


ふーん。どうでもいい。

まずそんなこと起きないし。