「ダサいに決まってるわ! 私は、全国1位の、玲が好きだったの! 総長としての、玲が好きだったのよ! 世界屈指の神城財閥の玲が好きだったのよっ! あなたもそうでしょう?!」 は? どういうこと? 「神城財閥…?」 思わず眉間に皺がよる。 「そうよ!まさか知らないなんて言わないわよね?!」 え? 玲くんの方を振り向いて、 「どういうこと?」 ときいたら、 玲くんは、顔を俯かせた。 へー。 そうなんだ。