一つしか変わらないのに、しっかり者のお兄ちゃん。 背もすごく高くて、 かっこよくて、優しい自慢のお兄ちゃんだったんだ。 「おにーちゃん。」 「ん」 「パパ、私のこと、嫌いになっちゃったかな、」 「バカだな、唯。 親父が、唯嫌いになるはずないだろ?」