「有希…笑えよ♪」


あっ……!!
今、暗い顔してた!?


「うん、笑う!」

「そうそう、笑顔で見送ってくれよな♪
俺は有希の笑顔が好きだし♪」



…………/////

なんか…照れちゃう。



あたしも―……


「あたしも愁斗の笑顔好き!」


「ありがとう!」


ニッコリ笑った。

「じゃあそろそろ―……」




「愁斗……」


あっ……。


「母さん…………父さん。」



「ごめんね……あたし達のせいでこんなことになっちゃって…。」


お母さん……


「いいよ!
もう気にしてない!」


「ありがとう…」



愁斗は強いね……。
さすがだよ…




「愁斗。」

「父さん……」



「今までそう呼んでくれてありがとな…」


「うん…
母さん…父さん…今まで育ててくれてありがとう。」



そう言って愁斗が笑うとお母さん達も笑ってた…。


久しぶりにお父さんの笑顔を見たかも!


やっぱりかっこいい♪



「たまに遊びに行くから…
その時はよろしくお願いします!!」


「いつでも帰って来ていいからね!」



「…………うん////」