私が、なにをしたっていうの?



少し緊張して、話せなくなっただけ。



好きって自覚して、ドキドキして近付けなくなってしまっただけ。



なのに……



こんなのって…ひどいよ。




「……由佳菜?」



「……ごめ、叶都くん。
急いでるから、おつりはまた今度もらう」



「え、ちょ、
由佳菜!?」




私はカウンターに200円を置くと、



買ったお茶を手にして、コンビニを出た。



やだやだ。



これ以上、清水くんに嫌な顔されたくないよ…。