これは、私の父が日本全国をバイクで旅していたときの話です。

その日はとても疲れていた父。

脱力しながら、宿の部屋に向かい扉を開けると、奥の部屋の椅子に戦国時代にいたような落武者が座っていたそうです。

父は疲れていたので、構う気もなく「何かいるなぁ。」程度でお風呂に入ってすぐ眠りに落ちたそうです。

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暫く経ってから、体が重いなぁと思い目を開けて見ると、体の上に落武者が座っていたんです。

そう、金縛りにあっていました。