「ん…んん…っ」



仁菜のこの声だけで俺は欲情する


…しちゃうんだ



「仁菜…口、開けて」


「ぅ…んんっ!」



戸惑いながらも開けてくれた口に舌を入れる


苦しそうに俺の胸を叩く


口を離せば



「ぷはっ!」



なんていって空気を取り込む



「紘くんやりすぎ!」



でも…



「仁菜が悪い…」


「私のせい?!」


「…仁菜…もう一回いい?」


「へっ…う、うん」



真っ赤になりながら少し俯く仁菜の顔を上げてキスをする――


今日はこれで勘弁してやるよ




―――でも次は我慢してやれねぇからな




……仁菜