表は爽やか。
裏は悪に染まりまくり。
それはまさに
目の前にいる
守山玲を指すだろう。
「いーやだぁ……」
「いいだろ!?結婚したらどうせこんなだし。」
「うぅ……」
お母さん…
玲を信用しないで!!
娘に身の危険が迫ってるかもなんだよ!?
なんだかんだで
可奈ちゃんも玲の恋の味方してたみたいだし…
私には
信用できる人がいません!!
「なんでこうなるかな…」
「俺と二人きりだぞ?嫌がるなよ。」
「……うっ……」
この先私、大変だな……。
「というわけで夕飯お前作れよな!」
「……へ?」
「そうだなぁ…俺が満足するオムライス作れ!」
「お、オムライス…?」
「食えるの作れよ!」
玲はそう言うとベッドに寝転がった。
「えー…」
あんま料理しないのに…
学校の弁当作りでしか料理しないもん…
オムライスかぁ…
「あ、その前に!俺の部屋きれいにしてな!」
玲は笑って言う。
「えー!?」
「拒否したらどうなるかわかってる?」
玲はにやにや笑いながら私に聞く。
「や、やらせていただきます。」
私は玲にそう言うと部屋の片付け始めた。
何これ……
家政婦かい…私は……
すると
………ん……?
私はベッドの下に何か雑誌が入ってるのを見つける。
なんだろ…これ……
私は雑誌を取り出す。
……………!?
私は雑誌を開いたとたん落とす。
やっぱり
玲も男子だよね…
エロ本……。
やば……
「……あ……」
玲はそんな私の様子に気付いたみたい。
「やっぱり読むんだ…」
私は玲に言う。
すると玲はエロ本を拾いあげごみ箱に捨てた。
………!?