「ありがとっ。」
私は笑って玲に言う。
だけど
「その代わりっ…」
……え……
――ビクッ。
「次、本当に我慢きかなくなったら折れないから♪」
玲は私に顔を近づけにやっと笑って言う。
えー!?
「な、何それっ…」
「俺がそんなに甘いわけないだろ♪」
「うっ……」
やっぱり玲は……
やな男っ……
「でもよ、しない代わりに何かしてくれないかな?」
玲はにやにや笑って言う。
「へ?」
「そうだな〜♪」
玲は何か企んでる様子。
な、何?
「…じゃあ雪乃からキスしろ。」
「…………え!?」
れ、玲っ!?
「俺がただで雪乃の言う事聞くと思ったわけ?」
………うっ………
確かに
そんなわけないよね…
「わ、わかりましたぁ…」
私は玲に言う。
はぁ…
どうしよう……。
私から
き、き、キスだなんて………
「早くしろよ?」
玲は私を見つめ言う。
「め、め、目!つぶって……。」
私は玲に言う。
「はいはい。」
玲は目をつぶる。
――ドキンドキン……
「どうしよう……。」
れ、玲にキスだなんて…
ドキドキだよぉ。
でも……
私はそっと玲にキスをする。
一瞬触れると私は慌てて唇を離した。
顔は熱いし心臓やばすぎっ…
「そんなんじゃ足りねぇんだよ。」
玲は目を開けると私に言う。
「だ、だって…」
「だめな女。下手っぴ。」
玲に言われると私は波目になる。
だ、だって仕方ないよっ。
初めてだよ…?
「玲のバカァ……。」
だめな女なんてひどいよ…。
すると
「本当弱虫っ。」
玲はそう言って私のおでこにキスをした。