―次の日―

はあ・・・泉は先に
学校行ってしまうし
やっぱ怒ってるのかな・・・

はあ・・・
朝から憂鬱だ

そんなこと考えてたからか
目の前にある自転車に気づかなくて

ドテッ
いってー
久々にころん・・・だ
やべ・・・
なんか朦朧とする・・・

―間―

・・・・ん?
此処どこだ?
・・・消毒アルコールのにおい
保健室か

「浜田くん目覚めた?」
「はい。」
「大丈夫?」
「はい。全然大丈夫です。」
「軽い脳震盪起こしてるみたいだから
家に帰る?」
「あッ・・・はい」
「じゃあ少し待っててね」

保健の先生はそのまま
保健室を出て行った

・・・はあ

ガタッ

「浜田‐!」
「泉?」

え・・・あ・・・
どうしよー

「なんだよ…倒れたんじゃねえのかよ!」
「あっと…うん、転けて…軽い脳震盪だって」
「ド阿呆!」

えッ?
てかなんで?
なんで?

「そのまま死ねば良かったのに!」
「ひどッ!あっ?もしかして、しんぱ」「してねえよ!」

心配してくれたんだ・・・
ごめん

心配させて・・・

‐間‐

なんだこの間は

「じゃあ…俺行くから」
「泉!」
「ん?」
「昨日の答え…聞いてない」
「…ああああ‐
俺は…」
「…」

聞きたくない
でも、
聞かないと気持ちおさまんねー

「わかんねえ
でも
浜田は友達だから!」
「そっか」
「おう‐」
「俺帰るって担任に言っといて…」
「ああー」