‐数日‐

泉がいつものように来る

「今日部活は?」
「ない」
「そっか!」

たわいもない
いつもの会話

ガラッ

教室の後ろのドアが開く

「浜田!」
「梶どうした?」

梶が自分からくるなんて
珍しい
なんかわかんないことが
あったらしい

「泉ちょっと待ってて」
「うん」

最近
梶や梅が来るから
泉と関わるのが
少ない

「じゃあな」

「浜田帰ろうぜ」
「おう」

いつもの帰り道
泉が隣に居る

「泉?」
「…ん?何」
「何考えてんの?」
「なんでもいいだろ」
「寄ってかない?」
「は?」

やばい
誘っちゃった”(ノ><)ノ
来るわけないよな

「菓子あるなら行く」

意外な答えだった

「あるある」

泉は素直に家に
来てくれた

でも
呼んでどうすればいいんだ?
普通に振る舞っても
呼んだ意味がない
いきなり言ったら
泉を困らせるだけだ…

「…浜田?」
「……」
「…はまだ?」
「えっ?あっ!何?」

あれ?
何?
考えすぎてた