浜田
俺はお前が
好きなのかな?

自分じゃ
気付いてないだけ?

お前が笑うと
嬉しい
お前が他の奴に
笑顔だと
イライラする

好きとか
わかんねえよ…

でも
お前に抱きつかれると
心臓止まるんじゃないかってくらい
ドキドキする

また
お前と
笑って野球したい

お前の前だったら
涙流しても
いいかなとか
思える


「浜田…」
「どうした?」
「なんで?俺…なの」
「えっ?なんでだろうな?」
「答えになってない」
「わかんねえけど、なんかいつも
泉がそばに居たから」
「わけわかんねえ…」

はあ
なんでこんな奴に
惑わされてるんだ?
でも
こいつのそばで
バカなお前を
守ってやりたいとか
思っちゃう
俺も
どうかしてる…


「浜田…」
「どうした?」
「…」
「…」

言えない
俺には
好きとか言えない

「あのさ…」
「ん?」
「また…野球やろうな」
「えっ?うん!やろう」

そんくらいしか
俺は
言えないから

今は
まだ
好きとか絶対言わねえ
でも
時が来たら
言ってやるよ!


‐完結‐