「よし!久々にご飯作ろー!」



るきちゃんも夏目くんもおらんし!



久々の一人の時間。



「…スーパー行こう」



♪〜



鼻歌を歌いながらスーパーで買い物を済ませた。



肉じゃがに豚汁…豚ばっかやん。



「…もうすぐクリスマスかぁー…」



クリスマスカラーに染まる街には、嬉しそうにその日を待つカップルで賑わった。



「……」



平野は、クリスマスは…仕事やんな。



彼女でも、友達でもない。



平野の何なのか分からん私は、クリスマスを一緒に過ごす資格なんてない。



カツカツ…



マフラーに顔を埋め,帰り道を急ぎ足で帰った。



「…あれ?」



帰り道にスマホを開くと、着信が一件入ってた。



「……!?」




ブーブー…