「ていうか、琥汰も、もうちょっと素直になればいいのに」



「……はぁ!?意味わかんねぇ!」



林はなぜか顔をカアァと赤くする。



「意味わかんない?だーかーら、お前、宮咲のことす……」



「あああーっ!!うっせぇ!それ以上は言わなくていいから!!」



園田くんの言葉に被せて、林はものすごく大きい声を出した。



「林、うるさい……ていうか、なんでそんなにまっ赤になってるの?」



林の頬はリンゴのようにまっ赤だ。



「うっ……うるせぇ! お前には関係ねぇよ! チビ!」



「はぁ!?チビは今関係ないでしょ!?」



「チビは黙ってろ!」



「…………」



顔をまっ赤にして焦った様子の林。
それを見てニヤニヤする園田くん。