それから1分30秒後くらいに加持くんから着信が来た。 「もしもし加持くん?」 「おう。優衣、急に連絡してごめんなー」 なんか、普段聞いている加持くんの声と違う。 電話だからなのか、こっちの方が落ち着く。 「ううん。大丈夫。どうしたの?」 「ああ。今度の週末のことなんやけど……」 今度の週末、新海公園行きのことだろうか。 「今度の週末がどうしたの?」 「新海公園行きの件、予定通り行かんか?」 「へっ!?」