だよねー。こういう時、大抵断られるよね、わかります。 でも、ここで粘れば大丈夫じゃないでしょうか! それが少女漫画の定石ってやつだし。 「ねえ、そんなこと言わずに、公生くんも行こうよー?」 「せやで、公生! 行こうや!」 「常盤くん!」 すると、公生くんは、私の予想を遥かに上回る行動を起こした。 バンッ! 机を思いっきり叩き、低い声でこう言った。 「絶対に行かない。この話は終わりだ。いいな?」