「大丈夫よ。心配しなくても、そこまで話のわからない奴でもないでしょ。私も念押すし。ね?」 「ま、まあ……明日菜がそこまで言うなら……」 「よーし、決まり! じゃあ、明日の昼休みにでも、協力者になってもらうようにお願いしに行こう? ね?」 私の気の弱い返事を聞いて、それから背中をバシッと叩いた明日菜は、また『おしりかじり虫』の口笛を吹いた。