…こんなんいつも持ち歩くなよ。
「あっぁぁあっー…あら…新、おっ…おはようっ。」
びくっ。
…やばっ。
俺は急いでコンドームをバックにしまった。
後ろを見ると、顔が真っ赤の優美。
熱でもあるんじゃねえの?ってくらい。
「ー…優美、おはよ♪」
「そっ…そーいえば、この学校って、冬休みなくて正月休みしかないよねー…。」
本当は、今日の夜の事でいっぱいいっぱいなのに無理やり違う事を話す優美。
本当に可愛い。
良かった。コンドームはバレていなかったみたい。
「ぁあ。冬休みの分、2年になったら修学旅行が1週間あんだよ。」
「そっっ…そっかあ。たっ…楽しみだねっ。」
まぢ、いじめたくなる顔。
「俺が楽しみなのは、今日の夜だけど…な♪」
「な…っ。」