「あ、優美帰るぞ。」

「いっ…今行く!!」



いつも通りの帰り道。

ただ、今 私の鞄の中には……勝負パンツが。



はぁぁぁあ…。




「優美、クリスマス暇?」



ドキ。



「あっ…私はもちろんっ。」

「良かった。じゃあ、クリスマスの日は俺ん家泊まれよ♪」

「ぇっ…。」

「何?嫌とか?」

「嫌じゃないもん。」



新って、こーいう時どS……。



「知ってる。じゃーなっ。」


知ってるなら言うなよ。


「ばぃばい。」




新は背中ごしに手を振った。
…と思ったら

「忘れ物♪」



いつもより濃厚なキス。 こんなキス始めて…


「あらっ…。ぁ…んんっ…。んっ」


苦しくなったから 新の背中を叩く。