新は私に優しく笑いかける。 好き。 新のその笑顔も声も。全て。 「私も…好き……。」 「優美、俺と付き合え。お前に拒否権なんかねーんだかんな。」 「…。うんっっ。」 私は 自分から新に抱きついた。 落ち着く、新のにおい。 「もう、優美を離さない。」 最終的に、新の仕事が終わるのを待ち、2人で帰った私たち。 この時は これから何が起こるかも知らず、私たちは幸せを感じてたよね。