私は新が起きないように手を取った。
「すいません。しつれいしました。」
「新渡戸さん…。ちょっといいかしら。あなた、新とどんな関係?」
「……は?」
頭が痛い。
この先生、意味わかんない。
「答えなさいよ。付き合ってるの?」
「そ…そんなワケないじゃん!!あんな変態と…っ」
「そう。じゃあ、体の関係はあるの?」
「あんな奴とありえない!!」
「ふーん。もう帰っていいわよ。迎えもきたみたいだし。」
その質問に、プラス態度…。先生もしかして…
「あ…新の事、好きなんですか?」
私の質問に、先生は嫌みったらしく微笑んだだけだった。
ガラっ。ピシャっっ。
「あの先生ーー。むっかつくーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
廊下を歩きながら叫び、ちょっとすっきりした。