side、新



あれから優美とはよりを戻した。優美のお父さんも俺の両親も、理解のある人たちで、結婚をすると条件で赤ちゃんを産むことを承諾してくれた。

「新…。ありがとう。」
「こっちこそ。今、ここに俺らの子が居るんだよな…。」



俺は、優美のお腹をさすりながら優美に笑顔を向けた。



「優美…。ちょっと時間いいか?」

「え?大丈夫だよ。」



そして、俺たちがきたのは、夜の学校だった。

俺は、ここでプロポーズをする。



俺たちが出会って、そして始まったこの場所で…