「ゴメン…
実は、そーなんだ…」
シュンと小さくなって、謝る。
「はぁ…
そーなんだ…
でも、テストは来週だから練習するしかないから!」
え?
呆れないの?
嫌がらないの?
その言葉がとっても嬉しくて
「うん!
あたし、頑張るから!」
あたしが運動音痴なのは、仕方ないけど、ペアになった進藤さんに迷惑をかけるわけにはいかない…
それから、進藤さんとの練習は続いた。
進藤さんは、手取り足取りあたしにパスの仕方を教えてくれた。
それは、とても上手でその日のうちに顔面でボールを受けることがなくなったんだ!
すごいでしょ?!
次の授業には、隣で練習してた星ちゃんにロボットか?!のツッコミを受けながら、ボールが数センチ上に上がるようになった。
今まで、できたことなかったのに!!