パッと手を離された。 そこは… 「バスケ部の男子部室?」 「入って。」 小松君がガチャリとドアを開ける。 そして、わたしに向かって手招きをする。 男子の部室だし、入りたくない…。 とは思いながらも、小松君の目がすごく、すごく、とてもすごく怖かったので 入ることにした。